home > 眼瞼下垂手術
上まぶたが垂れ下がって眼が開きにくくなり、視界が狭くなったり物が見づらくなったりする状態をいいます。
眼瞼下垂の人は無意識のうちに視界を確保しようとして、眉を吊り上げ眼を見開き、常に顎をあげながら物を見るようになります。この慢性的な疲労が、頭痛や肩こりの原因になってしまうのです。
加齢によりまぶたが弛み、まぶたを挙げる筋肉の作用が弱くなることで起こります。
コンタクトレンズを長年使用している人に多く、レンズを外すときにまぶたを引っ張ることなどが原因とされています。症状に左右差があることが多いです。
術後の炎症が強かったりすると、進行する場合があります。
生まれつきまぶたを挙げる筋肉の作用がほとんどありません。程度によっては、早い時期に手術を必要とします。
正常 上まぶたのフチが角膜(黒目)にほとんどかかっていない状態。 |
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軽度 上まぶたのフチが角膜(黒目)と瞳孔の間にかかっている程度。 |
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中等度 瞳孔の上半分にかかっている程度。 |
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強度 瞳孔の下半分までかかっている程度。 |
瞼を挙上する筋肉(眼瞼挙筋)は瞼の芯にある硬い軟骨状の腱膜につながっています。腱膜を切り離さずに、糸を使って筋肉をたくし上げるようにして短縮すれば、筋肉を切断して付け直したのと同じ効果を得られます。また手術による侵襲も少なくてすみます。
瞼の腫れ:強く腫れる方とあまり腫れない方がいらっしゃいます。
目の周りの出血:出血にも個人差があります。
1~3週間で自然に吸収されます。目立ちますので、サングラスをかけていただきます。
目の乾燥:手術によって、目がよく開くようになりますが、皮膚を縫い縮めているために、閉じにくくなります。そのため目が乾きやすくなりますので、点眼薬をつけていただきます。
2~3日は安静にして、できれば目の周りを冷やした方がいいでしょう。
洗眼は手術翌日からできますが、患部を強くこすらないでください。
運転は翌日から可能です。
激しい運動は目の腫れを強くすることがあるので、腫れている間は控えた方がいいでしょう。
術前は開かないまぶたを補うように眉毛が上がり、おでこに緊張があります。また、あごをあげて視界を確保しようとするので鼻の穴がより見えます。
術後はまぶたが上がるとおでこの緊張も解けて、楽になります。あごを上げなくなるので、鼻の穴があまり見えなくなります。
眼瞼下垂の種類・程度により費用が異なります
1割負担の方 | 片眼 2160円 |
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2割負担の方 | 片眼 4320円 |
3割負担の方 | 片眼 6480円 |
1割負担の方 | 片眼 8000円 |
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2割負担の方 | 片眼 14000円(1ヶ月の上限) |
3割負担の方 | 片眼 24000円 |
※手術代とは別に自費のご負担が若干あります。
A再手術は可能です。
A手術の前に痛み止めの軟膏を塗ります。局所麻酔剤を注射する時は痛みがありますが、その後痛くなくなります。
A10日~2週間後に抜糸します。
A人によって、腫れがひくのに時間がかかる方がいらっしゃいます。
辛抱強くお待ちください。完全にキレイになるのには3か月くらいかかります。