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眼の中の水(房水)は隅角という部分にある線維柱帯を通ってシュレム氏管に排出されます。この線維柱帯を切開することで抵抗を弱めて眼圧降下をはかる方法です。
従来は目の外側を切開して、外側からシュレム氏管を切る方法が行われていましたが、最近目の中からシュレム氏管をフックで切開する方法が考案されました。この方法は従来のやり方に比べ侵襲が少なく、安全性の高い方法です。当院では日帰りで流出路再建術(線維柱帯切開術)を行っています。
また白内障手術と同時に行うこともできます。その場合眼圧を下げる効果がより高くなると考えられます。
隅角を切開している図
手術の様子
白内障が強い場合は、白内障手術を同時に行うことができます。白内障手術の方法につきましては、日帰り白内障手術をご覧ください。白内障手術と同時に行っても手術時間は片目30分位で終わります。
⼿術後約1週間は感染や眼圧の経過に注意する必要がありますので、来院指定⽇をお守りください。
⼿術後は⽬や⽬の周りを強くこすったり、押したりしないでください。
線維柱帯を切りますので、 出⾎は必ず起こります。そのために⼿術数⽇後から約1週間は⾒えにくい状態が続きます。出⾎が引くまでは眼帯をお勧めします。
健康保険の負担割合により異なります。目安に関しては以下の通りですが、患者さまにより異なりますので詳しくはスタッフにお尋ねください。
自己負担割合 | 医療費 |
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1割負担 | 片眼約20,000円程度 |
3割負担 | 片眼約57,000円程度 |
※70歳以上の方はひと月の医療費上限額が設定されています。また、70歳未満でも高額療養費の制度があります。ご不明な点は直接お尋ねください。
自己負担割合 | 医療費 |
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1割、2割負担 | 両眼でも18,000円以上はかかりません。(住民税非課税者は8,000円以上はかかりません) |
3割負担 | 年収により費用が変わりますので、詳しくはお問い合わせください。 |